2021年1月7日、今日は「七草」の日。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」の春の七草をかゆにして食べる。一年の初めの無病息災、厄除けを願う行事食だ。七草で私が思い浮かべるのは少年サンデー連載の「よふかしのうた」。主要キャラクターの名前が「七草」にかかっているのだ。というわけで、今回はよふかしのうたのキャラクターたちを春の七草に関連させて紹介してみたい。

※なお、この記事のは2020年10月に発売された「よふかしのうた」5巻までの情報をもとに書かれている。そのため、個人的な推測や誤解、またはミスリードに引っかかっている可能性があるため正しい情報とは言えないことをご了承願いたい m(_ _)m

「よふかしのうた」とは?

掲載誌 「週刊少年サンデー」2019年〜既刊5
作者・前作 コトヤマ
2014年〜「だがしかし」(全11巻)
【公式】
Webサイト
 1・2話無料 https://sunday.tameshiyo.me/YOFUKASHI00

 

1行あらすじ初めて「夜」に外に出た。楽しい!…怪しいお姉さんに会った。

 

ここがポイント:主人公「夜守コウ(やもり)」(14歳)はいまちょっと不登校気味。理由はたいしたことない。なんか突然、「嫌になった」らしい……。学校に行かないので体力が有り余って、夜眠れない。なので「」に出て散歩することに。初めての「」はなんだか楽しい─。

 

ここがポイント:「夜」に出会った怪しいお姉さんの名前は七草ナズナ(ななくさ)」。胃に優しそうな名前しているけどビール下ネタが大好き。電信柱の上とかにちょくちょくいる。電信柱の上に佇んで(たたずんで)いるのってなんかカッコいい─。

 

ここがポイント:1、2巻は「」へのご招待。3巻からは吸血鬼と恋にお話がシフトチェンジしていく。「非日常のワクワクや高揚感」から「夜と吸血鬼の怖さ」を自覚し、思い悩む主人公の「夜守コウ」、そしてそれを取り巻く「七草ガールズ」とのやりとりが見所だ。

 

「七草」とは?

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ

いわゆる春の七草。「せり」や「なずな」は聞いたことあるが、「ほとけのざ」や「すずしろ」って何だっけ?と思い調べたら、昔の言い方や別名であることがわかった。

 

画像提供:「イラスト工房ユニ」

 

呼び名 現代名・漢字 由来など
せり セリ(芹) 一箇所に「競る」ように生えることから
なずな ナズナ(薺) 夏になると無くなる菜、また「撫でる菜」から
ごぎょう ハハコグサ(母子草) 白い綿毛が毛羽立つ(ホウケる)さまから「ホウケグサ」が転じて
はこべら ハコベ(蘩蔞) 昔の草花図鑑に「波久部良」として記載
ほとけのざ コオニタビラコ(小鬼田平子) 由来が色々とややこしい。「小鬼」はやや小さいの意味
すずな カブ(蕪) 頭を意味する「かぶり」など諸説あり
すずしろ ダイコン(大根) 大きい根っこ。すずしろは「清白」と書く

 

キャラクター紹介。

 【せり】桔梗セリ/恋愛マスター女子高生
▶︎桔梗(ききょう)は秋の七草。実らない恋や思い通りにいかない事を「セリを摘む」という。セリはお浸しや和え物料理によく使われる。

 

 【なずな】七草ナズナ/恋愛学一生赤点
▶︎別名「ぺんぺん草」その生命力の強さから「ぺんぺん草も生えない」は根こそぎ、一切合切が残らない様子をいう。ナズナの種はハート形をしており可愛らしい。

 

 【ごぎょう】星見キク/‥‥?
▶︎現代名は「母子草(ははこぐさ)」キク科の植物。ごぎょうは「御形」と書く。彼女の名前「星見」はごぎょうの同じ読み「五行」思想のシンボル「五芒星」からきている気がする…。

 

 【はこべら】小繁縷ミドリ/萌え萌えギュ〜ン!」

▶︎現代名は「蘩蔞(はこべ)」。「コハコベ」と「ミドリハコベ」の2種類がある。彼女の名前はその2つの組み合わせからきている。ハコベは薬用植物で歯磨き粉の代わりとしても使用される。

 

 【ほとけのざ】平田ニコ/モテパワーマックス

▶︎現代名は「小鬼田平子(こおに・たびらこ)」。彼女の名前「ひらたにこ」はこれのアナグラムだと思われる。ゴギョウと同じくキク科の植物である。

 

 【すずな】本田カブラ/興味あるわぁ‥‥」

▶︎現代名は「カブ」。カブといえば民話「おおきなかぶ」なんだけど、あれロシアのお話なんだって。彼女の名前はホンダの原付バイク「スーパーカブ」からきていると思われる。

 

 【すずしろ】蘿蔔ハツカ/僕の眷属になりなよ」

▶︎蘿蔔(すずしろ)、現代名は「ダイコン」。彼女の名前は「二十日大根(ハツカダイコン)」からきている。英語だと「ラディッシュ」。消化が良く食あたりしないので「当たらない」の意味で「大根役者」の言葉がある。

 

 

 【夜】夜守(やもり)コウ/中学2年生“不登校”

▶︎七草粥は前日の「」に「七草の歌」を口ずさみながら、七草をトントンと刻んでおく。それを朝にお米と一緒に炊くのだ。

 

 【昼】(せき)マヒル/中学2年生“人気者”

▶︎「お昼」休みにスーパー行ったら七草粥セットが450円で販売されていた。とある料亭の1月7日限定「ランチ」七草がゆのコースは¥5000円(税別)でした。

 

 【朝】朝井(あさい)アキラ/中学2年生“優等生”

▶︎七草粥は本来「朝」食べる行事食らしいが、新年の初めに一年間の「無病息災」と「邪気」を払うのが目的なので、1月ならいつ食べても良いだろう

 

七草の花言葉。

 

【注意】こちらの花言葉は主にwikiと他サイト記事を参考にしているため正式なものではない可能性があります。

 

セリの花言葉

“貧しくても高潔”

 

「人との関わり全てに“恋愛”が付いてくることの疲れちゃった」

桔梗セリ

 

ナズナの花言葉

“全て君に捧げる”

 

お前らのその女子女子した会話が大っ嫌いなんだよ。

七草ナズナ

 

ゴギョウ(ははこぐさ)の花言葉

“無償の愛” “いつも想う”

 

私の話 聞いてた?

星見キク

 

ハコベラ(はこべ)の花言葉

“待ち合わせ” “密会”

 

お帰りなさいませ! ご主人さま♡

小蘩蔞ミドリ

 

ホトケノザ(こおにたびらこ)の花言葉

“仲間と一緒” “調和”

 

できればアタシはこの場を、恋バナで終わらせたいと思っているんだからよォ……

平田ニコ

 

スズナ(かぶ)の花言葉

“晴れ晴れと” “慈愛”

 

興味あるわぁ…ナズナが気に入った君の味

本田カブラ

 

スズシロ(だいこん)の花言葉

“適応する力” “潔白”

 

ま、似合うから楽しんではいるけどね。

蘿蔔ハツカ

 

好きなキャラクター【ベスト3】

 

★個人的に好きな「よふかしのうた」キャラクターBEST3を発表します。

 

モテモテの吸血鬼ガール、もとい「七草ガールズ」たちは何位に入っているのか‥‥?

 

果たして‥‥

 

 

第3位:アリサちゃん

 

(自撮りにハマるメイド喫茶店員)

▶︎彼女のエピソードは4巻に収録されている。私たちは、基本的に、真面目に生きてればみんな何かしら「病む」ものであるから、それとうまいこと付き合っていくのが「人生」のコツだと思う。すぐに正そうとする人や上から目線のアドバイス、自分に酔った共感をされると逆に迷惑だったりする。その辺、小蘩蔞ミドリの対応は気持ちいいものだった。「自撮り」にハマってしまう心理や朝から夜までやってしまう話など、案外みんな似たような経験があるんじゃないだろうか?(ちなみに私はある。)とはいえ、「それ」を自覚して、きちんと向き合っていこうとするアリサちゃんの顔は晴れ晴れとしていた。下着や肌が見えそうなキワどい写真などよりそっちの笑顔のほうが「可愛いよ」。などと言ったらセクハラだろうか?

 

ポニーテール
メイド服姿
もっと可愛く撮れる‥‥
普段着(襟付きシャツ)

 

 

第2位ナズナちゃん

 

(人間学部恋愛学科・万年赤点の吸血鬼)

▶︎彼女の趣味はコスプレなのだろうか?と思うほどいろんな格好をしてくれている。「ナース服」だったり、「メイド」だったり、「アイアンマン」みたいな登場したりと多彩な活躍をしている。5巻収録の「夜守くんの話がしたいんでしょ?」では「ワンピース」に「カーディガン」といった女子女子した服装に身を包み、髪をストレートに下ろしている。普段の「痴女」みたいな格好とのギャップがすげーなコイツ、である。夜守コウくんから「あばずれくそ女」という面白い呼び名を得ている。個人的には「友達」として付き合っていきたいけど、あんな格好されたらついつい性的な目で見てしまうから無理だろうな。

 

黒いコート
ナース服 そういうお店か?
メイド服 奉仕の心が1ミリも無い…
髪ストレート

 

 

第1位:平田ニコ

 

(自称モテパワーMAX吸血鬼)

▶︎彼女の決め台詞「恋バナしようや」にシビれている。姐さん!と呼びたい。多分、ぶん殴られる。仕事ができる「キャリアウーマン」みたいな格好に、「はすっぱ」なしゃべり方、何よりみんなの「まとめ役」的なポジションが合わさって個人的にツボ。バーで口説きたい。お酒、飲めないけど。5巻収録の「仲良くヤろうや」でコウくんが来てタンカを切っていく場面、わざと誤解させるようなセリフを言うところも好き。ホント、たまらねぇな…である。七草ナズナのことを「恋愛学一生赤点」「非モテ女」と称しているが、小蘩蔞ミドリからは「童貞受けが悪い」女と言われている。本人いわく「モテパワーマックス

 

カジュアルスーツ
恋バナがしたい
叩き割られたテーブル
まとめ役 花言葉「調和」はダテじゃない

 

ちなみに4位に「桔梗セリ」、5位に「蘿蔔ハツカ」がランクインしている。セリのエピソード「メンヘラさん事件」は3巻に収録されている。彼女の本音は意外にも一番仲が悪そうな「七草ナズナ」と一致している気がする。「そういうのに飽きてしまった」という彼女からは、年老いた老婆の諦観と年相応の娘の泣き言が感じられ、切なくなった。ハツカはコウくんをかくまった時のやりとりで好感度がアップした。「小蘩蔞ミドリ」は男友達としてなら仲良くなれそうなんだけど、女性として対応すると色々見透かされそうで怖い。「本田カブラ」はまだエピソードが無いので保留。「本田キク」?いや、5巻のラスト読んだ?‥‥ヤベー女じゃん。
──マヒル君、ピンチ!

七草なずな ストトントン

 

♪七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン♪

七草の歌

これが七草を刻む時に口ずさむ「童歌(わらべうた)」。まな板の上でトントンとリズムよく刻むことで七草に「パワー」が注入される気がする。唐土の鳥とは、中国からの渡り鳥の意味で、「七草の歌」には畑を荒らす鳥や、運び込まれた病気などを追い払う「言霊」が込められていると推測される。

 

私の知っている七草がゆの由来は正月疲れの「胃を休める」ため、だけだったのだが一年間の「無病息災」や「疫病」を追い払う儀式的な意味もあるらしく、コロナ禍の現代「2021年」の初めを飾るのにピッタリなイベントといえよう。

 

よふかしのうた」の主人公兼ヒロイン、もしかしたらラスボスも兼ねている「七草なずな」。わらべうたの歌詞になるほど「七草」の中でも重要な位置にいると思われる彼女。今後の展開が気になるところだ。さらに「桔梗セリ」の桔梗が「秋の七草」の一つであるように、もしかしたら彼女たちには姉妹がいて「春の七草」に対する「秋の七草ガールズ」が登場したりするのかもしれない‥‥。

 

とにもかくにも、「2021年」が始まってしまった。良いことも悪いことも、恐怖や不安だって、「楽しんで」イけたらいいなと思っている。「七草がゆ」を食べて、「よふかしのうた」を読んで、仕事頑張ろう。 ♪ななくさナズナ、ストトントン──と。

 

BGM:「My Girl」 by.スーパーカー

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