Amazonのコミックランキングで突如上位に躍り出た「怪獣8号」。全くのノーマーク。なんだこの漫画は?本屋の漫画コーナーに平積みされたその表紙に思わずジャケ買いしてしまった。ジャンプ+最速の閲覧数3000万突破。海外からも大人気の話題のコミック。
【脅威、襲来!】怪獣8号、お前はいったい何者なんだ─?

 

掲載誌 少年ジャンプ+(Webアプリ)1〜3話無料 「怪獣8号」
作者・前作 松本 直也(まつもと  なおや)
2009年〜「ねこわっぱ」(全2巻)
2014年〜「ポチクロ」(全4巻)
PV/youtube 【公式】ジャンプチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=u4KXMphMstk

 

報告レポート

【報告1:】ジャンルは〈怪獣・少年マンガ〉

怪獣。外国でも「KAIJYU」と表記されるほど日本のそれは有名だ。この物語では頻繁に「怪獣」が出現し、その防衛部隊が出動、これを撃退しているらしい。主人公の「日比野カフカ」はその「日本防衛隊」に…ではなくそのあと処理、清掃会社(重労働)に勤務している32歳のおっさんだ。

 

【報告2:】主人公は〈32歳の夢破れたおっさん〉

 

夢。学生の頃には大きく語れというけれど、大人になってこれほどバカにされるものもない。だから自分もバカにするしかない。なりたかった自分になれず情熱を燻らせている元・少年少女たちがどれほどいるだろうか…。本作の主人公「日比野カフカ」(32歳)は、後輩の「市川レノ」(18歳)の問いに不甲斐ない今の自分を自覚させられる。幼い頃、大切なものを怪獣被害で失い、一緒に防衛隊員になると約束した幼馴染の「亜白ミナ」(27歳)は夢を叶え隊長にまで登りつめていた。その存在に奮起し、再び夢を追いかける決意を固めたカフカだが……。

 

変身!?ヒーロー?いやいや、凶悪なビジュアルはどちらかというと「怪獣」よりですが…主人公の名前がカフカなだけに変身ってことでいいんでしょうか?その見た目、「討伐対象」になりません?おや、臨時ニュースが飛び込んできました。なになに、ただいま防衛隊との交戦から逃亡した一個体にコードネームがつけられました、と。この世界では台風のように「災害級」のやつには発生した順に番号がつけられるらしい。えーと名前は…「怪獣8号」と。うん、こいつのことだな!どうすんの?日比野カフカ、防衛隊の「選抜試験」が3ヵ月後に迫ってるよ!

 

 

【報告3:】作者・松本直也の〈苦節15年のヒット作〉


(C)松本直也/集英社

懐かしい。月曜日の「週刊少年ジャンプ」が一週間のうちで一番の楽しみだったあの頃。「ねこわっぱ!」覚えている。11年も前の作品だけどなんか印象に残っている。既刊2巻。ジャンプの打ち切り作品の一つに埋もれてしまったが一部の読者に好評価だった。

「にゃははははは!!!」
と、笑顔でそこら中を駆けずり回る天真爛漫な主人公「タマ」が魅力的な作品です。
みんなの願いを叶えるために、立派な神様になるために、タマはひたすら真っ直ぐに行動します。そんな娘を見て、育ての父母も、男友達もハラハラ。だけど、その成長を温かく見守ってくれています。 そんな「優しさ」が沢山詰まった作品です。

Amazonレビュー/nemutamaさんのコメントより抜粋

(C)松本直也/集英社
こちらは「少年ジャンプ+」で2014年から2015年まで連載の「ポチクロ」。この頃の私はジャンプ作品から離れていたので初見の作品になる。こちらは既刊4巻。この作品も早々に終わってしまったが、「固定ファン」からの評価が熱い。

最後まで読んでの感想です。
最近読んだ漫画ではぶっちぎり好きです!テンポもキャラもよく、話はギャグは面白く、でも少年漫画的な熱さもある。最後は泣ける!
下手に長々続けず、スッキリ終わったのも良かったと思います。読後感、最高!4巻できっちり終わりますので、皆様ぜひ読んでください。

次回作もいつか来てくれると信じて、楽しみに待ってます!!

Amazonレビュー/カスタマーコメントより抜粋
ウィキペディアによると作者・松本直也先生のデビューは2005年の赤マルジャンプ。そして初のヒット作となる「怪獣8号」の連載はそこから15年。長かったろう…。「ねこわっぱ!」を知っているジャンプ読者の私からしたらこんなに嬉しいことはない。そして前作「ポチクロ」から5年、戻ってきた先生はまさにジャンプ打ち切り漫画のヒーローズカムバック!おめでとう!

個人レポート

ここが好き!とにかく好き!!

少年マンガは「少年」のものだ。確かにその通りだ。いい歳こいた大人がいつまでもしがみついているものではない…。けれど、心の中でくすぶっている「熱い何か」が私に少年マンガを読めと言っている。お前の忘れてはいけないものがそこにあると囁いている(多分幻聴)。というわけで、少年マンガは少年のものであると同時に大人になった彼や彼女たちのためにもあってほしいというのが私の願望だ。それを体現してくれているこの「怪獣8号」の好きなシーンを切り取ってみた!

 

憧憬(しょうけい)あの日夢見た自分を「嘘」にしたくない。だから……

 

はいっ!100億点!でました。
ツボ!俺のツボ!刺さる!これよ、これ。大切な「想い」を思い出した瞬間に「変身」が解ける!この演出。これぞ少年マンガ!ごうかーく!合格。サクラサク!

 

英雄(ヒーロー)ただ「力」があればいいのではない。傷ついても敵わなくても立ち向かう反骨精神。それこそが英雄の要だ。けれど、絶体絶命のピンチに陥ってどうしようもないその時……。

 

きたっー!そう、その通り!
ピンチに現れるのがヒーロー。こいつがきたらもう大丈夫。そう思わせてくれる主人公「日比野カフカ」もとい「怪獣8号」。女の子のピンチに絶対に間に合う、それがヒーロー!よっ、待ってましたぁ!

外部レポート

ここからはアプリ「少年ジャンプ+」の「怪獣8号」のカラー絵をスクショしたものを紹介する。
私は単行本で購入したがWeb版だとカラーの扉絵がすごい綺麗なのでぜひ見てもらいたい。単行本版の絵と比較しながら見るとまた違う味わいがある。

 

(C)松本直也/集英社

(C)松本直也/集英社

(C)松本直也/集英社

(C)松本直也/集英社


(C)松本直也/集英社

 

次のカラー絵は「怪獣百景というウェブ版でしか見れない扉絵である。「怪獣」がいる日常風景を切り取った一枚だ。

 

(C)松本直也/集英社

(C)松本直也/集英社

少年マンガの見せ場といえば女の子のピンチに現れる演出である。最後にその場面を白黒とカラーの両方で見比べて少年マンガ的な意味で熱くなってほしい。作者・松本直也と主人公日比野カフカの返り咲き、もといカムバックを賞してこの曲とともにこのレポートを締めたい。

 

 

BGM「Hero's Come Back!!(ヒーローズカムバック)」by:nobodyknows+

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